北日本非破壊検査株式会社

測定原理・測定方法

鋭敏化装置

鋭敏化とは、オーステナイト系ステンレス(SUS304,316等)が450〜850℃の熱履歴を持つと、結晶中のCrが結晶粒界にCr炭化物として析出し、結晶粒界近傍のCr濃度が低下し、耐食性が低下する現象です。

 

鋭敏化原理1

 

鋭敏化原理2

 

鋭敏化原理3 鋭敏化原理4

 

鋭敏化度測定は、EPR法(電気化学的再活性化法)に基づき実施します。測定は、セル、電解液、電極などをセットし、活性態域、不動態度域へとアノード分極させた後、再び活性態域へと逆掃引します。この過程で得られた溶解電流値の比(再活性化率)から鋭敏化度を評価します。
   鋭敏化原理5

 

適用条件
    ・表面温度:10〜36℃
    ・オーステナイト系ステンレスの母材及び熱影響部
    ・適用鋼種:SUS304,SUS321,SUS316,SUS347