鋼構造ジャーナルに記事掲載されました

非破壊検査会社File⑤
北日本非破壊検査(新潟)


4月に鋼構造ジャーナルの記者さんにご来社いただき、インタビューを受けました。 その内容が鋼構造ジャーナル・2025年5月5日 No.2238に掲載されました。 我が社とSRIが資本業務提携したこと・両社で社会に価値提供していくことなどが紹介されています。



記事内容

2023年、機密文書保管業者のSRI(新潟市北区)と資本業務提携を締結した北日本非破壊検査(新潟市東区)。両社は、社会インフラを守る付加価値の高いサービスの提供を目指している。北日本非破壊検査の信頼性の高い検査技術とSRIの文書管理システムなどを掛け合わせることにより、これまで以上に幅広く社会に大きな価値を提供できるソリューション展開できるとしている。

北日本非破壊検査は1966年に設立した松本工業所の検査部門をルーツとし、プラントから建設までの幅広い分野に対応できる専門性の高い検査技術力と資格者を有している新潟の老舗会社として、確固たる基盤を築いている。プロ意識が高く、検査レポートやアドバイスに定評が高い。SRIは文書管理専門会社として、上場企業や金融機関など幅広い顧客層に文書管理サービス・コンサルティングを展開し、1000社以上の顧客基盤を持っている。

北日本非破壊検査は23年2月、SRIと資本業務提携を締結し、グループ傘下となった。提携後すぐに会社方針やビジョン策定に向けた検討を開始。「プロ集団として、見えないモノを診るチカラを結集し、未来の安全・安心を約束します」というビジョンを策定した。今後は、信頼性のある幅広い検査技術とSRIの文書管理システムや同グループのスキルなどを掛け合わせることにより、インフラ・施設不備の事後対応から予防保全分野へシフトすることで、これまで以上に幅広く社会に大きな価値を提供できるソリューション展開をめざしていく。

人材確保に関しては、35年までに技術員数100人を目標に、ホームページ更新などで会社情報の公開性拡大を図っている。約2年間の教育システムをはじめ、キャリアマップも構築し、未経験者も含めて毎年5人前後を採用している。

北村真社長は「全くの異業種との提携は相乗効果がとても高い。今回は検査技術で社会インフラを守る企業と、文書・情報資産を守る企業をベースに融合し、社会・客先にも貢献する付加価値の高いサービスを構築することで、社会に安全・安心を提供する新たなソリューションを提供できると確信している」と話す。

【企業データ】

◇ 本社:新潟市東区南紫竹1丁目2番14号
  TEL 025-286-4567
  FAX 025-286-8026

◇ 社員数 : 57名

◇主な業務内容
非破壊検査全般、建築鉄骨溶接部の受入検査、コンクリート・土木構造物の検査、
鉄筋レーダー探査、道路下空洞調査、応力・ひずみ測定、金属組織検査など

◇主な取引先
ゼネコン、電力関連会社、ガス化学プラント関連会社、設備会社など

◇資格保有者
CIW検査技術管理者、CIW上級検査技術者、WES-8103溶接管理技術者(1級、2級、特別級)
JSNDI 総合管理技術者、UT(レベル3、レベル2)、RT(レベル3、レベル2)、PT(レベル3、レベル2)、MT(レベル3、レベル2)、ET(レベル3、レベル2)、ST(レベル3、レベル2)、SEEC 鉄骨検査技術者(鉄骨超音波・製品検査)、放射線取扱主任者、鉄筋継手部検査技術者、コンクリート診断士、インフラ調査士、酸素欠乏危険作業主任者、有機溶剤作業主任者など多数

◇主な保有機器
超音波探傷器、超音波厚さ計、硬さ計、鉄筋探査レーダー、地中探査レーダー、放射線検査装置など

◇売上高:7.27億円(2024年8月現在)