コンクリートの「隠れた病巣」を解明:北日本非破壊検査の内部欠陥調査
北日本非破壊検査株式会社は、コンクリート構造物の内部に潜む空洞、ジャンカ、ひび割れなどの欠陥を、非破壊の最先端技術で精密に探査します。表面からは見えない「隠れた病巣」を早期に発見し、構造物の強度低下や将来的な事故リスクを未然に防ぎ、安心と安全な社会インフラの維持に貢献します。
内部欠陥調査が不可欠な理由
コンクリートは、打設時の不備により、その内部に様々な欠陥を抱えることがあります。
- 空洞・豆板(ジャンカ): コンクリートの充填不足や材料分離によって生じ、設計上の強度を損ないます。
これらの内部欠陥は、表面からは判断が難しく、放置すると構造物の耐力低下や、最悪の場合、大規模な損傷や崩壊事故に繋がりかねません。特に、橋梁、トンネル、ダム、高層建築物など、高い信頼性が求められる構造物では、内部欠陥の早期発見と評価が極めて重要です。
北日本非破壊検査の内部欠陥調査でできること
当社では、お客様の構造物の特性や調査目的に応じ、最適な非破壊検査手法を組み合わせることで、高精度な内部欠陥情報を提供します。
- 超音波法:
- 超音波パルスをコンクリート内部に発信し、透過法で欠陥による伝播時間の変化を解析することで、空洞ジャンカなどの位置や大きさを推定します。
- 打設後のコンクリート内部の緻密性評価や、強度に影響を及ぼす可能性のある欠陥の検出に有効です。
- 電磁波レーダー探査(GPR):
- 電磁波をコンクリート内部に発信し、空洞や異物、あるいは密度(誘電率)変化のある部分からの反射波を捉えることで、内部の構造や欠陥を画像データとして可視化します。
- 比較的広範囲の内部状況を把握するのに適しており、埋設物の探査と同時に行うことも可能です。
- その他試験との連携:
- 必要に応じて、コア採取による直接観察や、中性化深さ試験、塩分含有量測定など、他のコンクリート調査と連携し、内部欠陥の原因や、それらが構造物の健全性に与える影響を総合的に評価します。
原理
超音波は内部欠陥(ジャンカ、空洞等)はほとんど通過しないか、通過できても高周波成分が著しく減衰します。
また、コンクリートはセメント、骨材の複合材料であるため、透過音速にばらつきがあります。
そこで、健全部を含め音速を多数箇所測定し、統計処理を行い異常音速箇所を抽出します。
また、波形を観察し、高周波成分の減衰の有無を判定します。

波形例

統計処理例

使用装置
PROCEQ社製 パンジットPL-200

北日本非破壊検査が選ばれる理由
北日本非破壊検査は、長年の経験を持つ熟練の技術者が、最新鋭の非破壊検査機器と高度な解析技術を駆使し、コンクリート内部の「見えない」欠陥を正確に特定します。私たちはお客様に最適な対策や補修計画をご提案します。
新規建設における品質確認、既存設備の安全性評価、あるいは劣化診断や事故原因の究明など、コンクリート構造物の内部欠陥でお困りの際は、ぜひ北日本非破壊検査の内部欠陥調査にご相談ください。お客様の安心と安全な未来を、確かな技術でサポートいたします。
コンクリートの内部欠陥に関するご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
超音波透過法でコンクリート内部の調査を行います。
非破壊検査のご相談・お見積もりはこちら 確かな技術と信頼で、お客様の“安心”をお届けします


- 設備や構造物の安全は、事業活動や日常生活において最も重要な要素の一つです。北日本非破壊検査株式会社は、長年の経験と実績、そして国際品質マネジメントシステムISO9001に裏打ちされた確かな技術で、お客様の大切な資産を守るお手伝いをいたします。
- X線検査、超音波探傷検査、浸透探傷検査など、幅広い非破壊検査技術を駆使し、お客様の課題に最適なソリューションをご提案いたします。見えない劣化や損傷を見つけ出し、事故を未然に防ぐことで、お客様の安心・安全な事業継続、そして社会の安全に貢献することを使命としています。
- どんな些細なご相談でも、専門知識を持ったスタッフが丁寧に対応させていただきます。どうぞお気軽にお問い合わせください。お客様の「困った」を「安心」に変えるため、私たちは常に最善を尽くします。
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