コンクリートの「打診」で強度を推定:北日本非破壊検査の反発硬度試験
北日本非破壊検査株式会社は、コンクリート構造物の非破壊での強度推定に有効な反発硬度試験(シュミットハンマー試験)を提供します。コンクリート表面からハンマーで打撃を与え、その反発度から簡易かつ迅速に強度を推定し、構造物の健全性評価や品質管理に貢献します。
反発硬度試験(シュミットハンマー試験)とは?なぜ試験が必要なのか?
コンクリートの圧縮強度は、その構造物の安全性や耐久性を測る上で非常に重要な指標です。しかし、強度を確認するためにコア採取を行うと、構造物に穴を開ける必要があり、時間もコストもかかります。そこで活用されるのが、非破壊で強度を推定できる反発硬度試験です。
反発硬度試験は、
- シュミットハンマーと呼ばれる専用の測定器をコンクリート表面に押し当てます。
- ハンマーの先端がバネの力で飛び出し、コンクリートを打撃します。
- その際に跳ね返る「反発度」を測定し、事前に作成された換算式やグラフを用いてコンクリートの圧縮強度を推定します。
この試験は、以下のような場面で特に有効です。
- 既設構造物の強度推定: 設計図面がない場合や、経年劣化による強度低下が懸念される場合に、現状の強度を把握します。
- 品質管理: 現場で打設されたコンクリートの品質が、設計通りの強度を確保しているかを迅速に確認します。
- 補修計画の基礎データ: 構造物の補修が必要な場合に、現状の強度を把握することで、適切な補修方法の選定に役立てます。
- 広範囲の調査: 広範囲のコンクリート構造物を効率的かつ経済的にスクリーニング調査する際に適しています。
北日本非破壊検査の反発硬度試験でできること
当社では、経験豊富な技術者が、コンクリート表面の状態や測定箇所の選定に配慮し、精度の高い反発硬度試験を実施します。
- 適切な測定箇所選定: コンクリート表面の劣化状況や含水状態を考慮し、最も適正な測定箇所を選定します。
- 高精度なデータ取得: JIS A 1155に準拠した方法で正確な測定を行い、複数回の測定結果から信頼性の高い平均反発度を算出します。
- 信頼性のある強度推定: 測定結果を基に、適切な換算式を用いてコンクリートの圧縮強度を推定します。
- 他試験との連携: 必要に応じて、コア採取による圧縮強度試験や超音波法など、他の非破壊検査と組み合わせることで、より確実な強度評価を行います。
原理
コンクリート表面をテストハンマー(シュミットハンマー)で打撃し、その反発度を測定します。

反発度から圧縮強度への変換には、材料学会の換算式を用います。
国交省の運用方法では、本手法は呼び強度24程度のコンクリートを対象としています。
高強度や高流動コンクリートでは実際の強度よりも小さい値が計測される場合があると報告されており、注意が必要です。
測定状況


北日本非破壊検査が選ばれる理由
北日本非破壊検査は、長年の非破壊検査実績を持つ熟練の技術者が、正確な手順と適切な判断で反発硬度試験を行います。私たちは、単に数値を測定するだけでなく、そのデータが構造物の健全性にどう影響するかを総合的に判断し、お客様に客観的で信頼性の高い強度推定結果を提供します。
橋梁、トンネル、建築物、ダムなど、あらゆるコンクリート構造物の強度評価や品質管理について、北日本非破壊検査の反発硬度試験をぜひご活用ください。安心と安全な構造物維持に貢献いたします。
コンクリートの強度についてご心配な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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- 設備や構造物の安全は、事業活動や日常生活において最も重要な要素の一つです。北日本非破壊検査株式会社は、長年の経験と実績、そして国際品質マネジメントシステムISO9001に裏打ちされた確かな技術で、お客様の大切な資産を守るお手伝いをいたします。
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