検査機器ニュース 社会の安全・安心を守る  新たな視点で市場創出へ

産業出版株式会社発行の検査機器ニュース1491号(発行日:2023/5/5)に、当社代表取締役社長 北村真 のインタビュー記事が掲載されました。


記者の方がとても聞き上手で和やかな雰囲気のなかインタビューいただきました。盛り上がってあっと言う間に2時間以上もお話をさせていただきました。

資本業務提携の経緯については多くの方からご質問いただきますが、記者さんからも詳しくお聞きしたいのことで、詳細をお話させていただきました。 経緯について非常にわかりやすくまとめていただきました。

トップインタビュー 北日本非破壊検査 社長 北村 真氏
社会の安全・安心を守る 新たな視点で市場創出へ

北日本非破壊検査(新潟市東区)は2023年2月、機密文書管理のSRI(新潟市北区)と資本業務提携を行い、SRIグループに加わった。文書管理事業と非破壊検査事業を組み合わせ、新たな視点で市場創出を目指す。北日本非破壊検査の社長には、SRIの社長を務める北村真氏が就任した。今回の資本業務提携の経緯は。また、今後の方向性は。SRIの社長を兼務する北村氏に聞いた。

――SRIは機密文書保管サービスをはじめ、機密文書抹消サービス、オンデマンド電送サービス、電子データ化サービス、ファイリングサービス、文書管理コンサルティングなどを手掛ける。 「東京を中心に顧客は約1千社に上る。シンクタンクの野村総合研究所、地方銀行、オフィス家具のコクヨ、ファッション通販のZOZOなど名だたる企業の機密情報を管理している」

――北日本非破壊検査との資本業務提携契約の締結に至る経緯は。
「SRIにとっては事業ポートフォリオの観点から文書管理事業に次ぐ新たな事業分野の構築、北日本非破壊検査にとっては事業承継・若手の採用・業務のIT化などの課題が背景にあった。最初の面談から契約締結に至るまでコミュニケーションを重ね、1年2カ月を要した」「民間の信用調査会社の評点を企業の評価軸として重視している。北日本非破壊検査はSRIを上回る非常に高い点数であり、当初からいい会社どうしのお見合いになると捉えていた。また、『ミスがあったとしても絶対にデータは改ざんしない』『分からない場合、自己判断しない』など信用第一のビジネスを展開する北日本非破壊検査のベースとなる考え方がSRIと似ていた。顧客の情報を守るという点で、双方には親和性があると感じた」「社会インフラを守る非破壊検査業との資本業務提携により、SRIグループの事業多角化および、より一層の経営基盤拡充が図れること。また、文書管理事業と非破壊検査事業という異業種の組み合わせにより、新たな市場の創出が期待できる。業務提携により双方が信頼し合えるパートナーとしてお互いの企業価値を高め合えるという共通認識を共有できたことから締結に至った」”

――北日本非破壊検査の特徴は。

「『社会の安全・安心を守る』を掲げ、高度な検査技術に加え、検査レポートなどアウトプットの質も高い。検査技術者が社会貢献度の高い非破壊検査業に愚直に取り組む姿は、SRIの従業員と似ていて、シンパシーを抱いた」

――今後の方向性は。  

「SRIでは将来に向けたビジョンとして、『時代の変化とともに新しい価値を生み続け、社会にとってBUNTAN(SRIの文書管理サービスのブランド名)がなくてはならない存在でありたい』を掲げた。北日本非破壊検査と一緒になることで、これまで『顧客』を中心とした価値提供を『社会』へ広げられたことが一番のポイントと捉えている。このビジョンを実現するためにも、SRIと北日本非破壊検査は両輪で新しい事業モデルを構築し、より社会貢献度の高いビジネス展開を目指す」  「また、北日本非破壊検査においても、SRIの経営理念『顧客感動は従業員感動から/全員参加型経営を目指す』と同様に、全従業員と話し合いを重ね、腹落ちしたものを事業計画・将来のビジョンに据えていく」


文書管理事業を行うSRIにとって、社会インフラを支える企業へ文書管理・情報管理サービスを提供することで社会に大きく貢献できるのではと長年考えていたタイミングで、北日本非破壊検査との資本業務提携の機会をいただきました。会社の偏差値として捉えている東京商工リサーチ・帝国データバンクの評点においても、両社とも高い評価をいただいており、まさに優良会社のマッチングであるという認識でした。文書管理と非破壊検査という異業種ではありながら真面目さ・ひたむきさという面、そして信用第一のビジネス展開という面で、双方に親和性があることを感じ、文書管理と非破壊検査事業という異業種の組み合わせだからこそ、イノベーティブに新たな市場を創出し、社会に大きく貢献できるソリューションを展開できると確信しました。

経緯についてはインタビューの際に多くの時間をかけて説明させていただきましたが、記事ではポイントを端的にまとめていただきました。ありがとうございました!